慶應義塾大学
慶應義塾大学の傾向と対策
医学部(一般選抜)
【英語】
傾向
※2019~2023年度の分析
緻密な読解力+高度な語彙力が必要
| 出題形式 | 2021年度以前は大問4題の出題が多かったが、2022・2023年度は読解問題2題、英作文1題の計3題の出題となった |
|---|---|
| 試験時間 | 90分 |
| 解答形式 | 例年、英文和訳、内容説明(字数制限つき)、和文英訳、英作文を中心とした記述式に、空所補充や内容真偽などの選択式が加わった形式が主流 |
出題内容
①読解問題
- 例年3題出題されていたが、2022・2023年度は2題の出題となっている。
- 扱われている英文内容はそれほど特殊なものではなく、全般に標準的な難度で、up-to-dateなものであるから、読みやすいだろう。正確に論旨を追いながら読むことが大切である。
- 語彙に関しては、意識的と思われるくらい難しいものが出されることもあるので、日頃から語彙力増強に力を入れておくことが大切である。
- 前後関係から類推しても見当がつかないような語には、英英辞書の形式で〔注〕が与えられているので、見逃さないようにしたい。
②英作文
- 指示文で、80語または100語の語数と書く内容について指定される形式であり、テーマは身近なものが取り上げられる傾向にある。英作文は、和文英訳や語句整序の形でも出題されている。
難易度
- 全体としてはかなり難の部類に入るだろう。意表を突くような問題や、文の形では明確に示されていないことを推定する、いわゆる「行間を読む」力まで試されるような難問が出題されることもある。
- 例年、試験時間に対して読むべき英文の量が多く、記述式の設問が中心なので、時間配分には十分な注意が必要である。
対策
①長文読解力の養成
- 高校段階の基礎は早くマスターして、その上で超難関校レベルの入試問題、それも長文読解問題に数多く当たることが大切である。
- 英字新聞や易しく読める英文雑誌などを読んでおくと役に立つ。
- 出題内容も小説や文学作品というよりは、日常私たちがよく目にするような評論、あるいはエッセーの類が多く出される傾向にある。
☞オススメ参考書『大学入試 ぐんぐん読める英語長文』(教学社)
※入試頻出の英文が掲載された問題集を活用するのも効果的。
- 医学部らしい論説文やエッセーがよく出題されているので、この方面の背景知識の獲得を怠らないようにする。
- 設問については、字数制限つきの内容説明問題が出題された場合、本文中の該当箇所が的確に把握できてさえいれば、おのずとその答案は制限字数前後になるよう設定されているものである。
- まとまった内容の文章を制限字数内で要約するといった訓練を普段から積んでおくとよい。
②文法力・語彙力の増強
- 標準的な文法問題集を1冊徹底的に演習することがオススメ。
☞オススメ参考書『大学入試 すぐわかる英文法』(教学社)
※受験生が間違えやすいポイントを完全網羅した総合英文法書などを手元に置いて、調べながら学習するとよい。
- 語彙補強では、多読によって語彙力を増やすと同時に、信頼のおける単語集を整理の意味で活用することがオススメ。過去には発音問題が出題されたこともあるので、整理する際にはアクセントの位置や、その発音にも注意を払うことが大切である。
③会話の慣用的表現の習得
- 会話文の大問は出題されていないが、過去には口語表現を問う設問が出題されたこともあり、今後も出題に備えておきたい。
- テレビ・ラジオの語学番組を視聴したり、実用英語技能検定2級や準1級程度のものに挑戦したりすることがオススメ。
④英作文力のアップ
- 教科書あるいは参考書の基本例文の暗唱を切にすすめる。構文・語彙は、単に読んで理解できるだけではなく、英文を書く際にも自在に駆使できるレベルにまで整理・定着を図っておきたい。
- 身近なテーマで英作文に取り組んでみるほか、医学部らしいエッセーのテーマになりそうなことについて、具体例を添えた上で賛成・反対の論旨を展開できるようにしておきたい。
- 英文を書く際に重要なことは、よく知っている単語や表現を用いることと、文法や語彙のミスをしないように気をつけることである。英作文では制限語数があるので要点をまとめて簡潔に書く必要がある。
- 可能ならば、第三者に添削してもらうと、自分の弱点が客観的に把握でき英作文の上達につながる。
経済学部(一般選抜)
【英語】
傾向
※2019~2023年度の分析
分量も多く、難度も高い 出題形式に慣れることが大切
| 出題形式 | 大問は5題。〔1〕~〔3〕の読解問題(A方式で受験する場合は、数学のマーク式の部分との合計)が一定点に達しないと〔4〕〔5〕が採点されない。 |
|---|---|
| 試験時間 | 100分 |
| 解答形式 | 読解問題はマークシート法、英作文問題は記述式。 |
出題内容
- 以前は会話文や文法・語彙の単独問題も出題されていたが、近年は読解と英作文のみの出題となっている。
①読解問題
- 700語を超える長文(2019 年度〔2〕を除く)が例年3題出題されており、最新の話題を含む、考えさせられる内容のものが多い。全体の傾向としては、現代の社会現象、特に社会学的・経済学的考察を中心とした、経済学部にふさわしい内容のものが目立っている。設問の指示がすべて英文になっている。
- 設問形式は英文中の空所補充が多い。空所補充以外の設問としては、各記述に対して著者なら賛成するか・反対するか(場合によっては本文で述べられていないという選択肢もあり)を判断させる設問や、下線部についての著者の意図、著者が本文のような表現をした理由など、直接は書かれていないが、英文を読み込んだ上で判断させる問題もよく出題されている。
- 発音・アクセント関連は、アクセントの位置を問うものや、動詞と違う発音をする名詞を問うものなどが大問1題につき1~3問程度出題されることが多い。
- 2023年度は出題形式の変更があり、〔4〕では和文英訳の代わりに、日本語の短い評論が出題され、内容説明や内容真偽の4択問題となった。
②英作文問題
- 例年、後半の大問2題が英作文で、〔4〕は独立した和文英訳問題であったが、2023年度は読解の4択問題となった。〔5〕は前半(2023年度は〔4〕も含む)の読解問題の内容を踏まえて自分の意見を書くものとなっている。
- 例年〔4〕で出題されてきた和文英訳問題を概略すると、短い日常会話を英訳する問題で、単語を置き換えただけでは対応できない日本語が出題される。設問には「日本語の表現をうまく英語にできない場合は、別の言い方に変えてから英語にしてみましょう」とあり、言い換えの例も挙げられている。
- 〔5〕は、(A)と(B)から1つを選んで意見論述をする。「自分の意見と異なる見解に言及し、それに反論する」「問題文で言及されている見解やことがらを最低1つ引用する」という条件がある。さらに引用例が挙げられている。語数指定はないが、過去の出題内容や解答欄の大きさから、少なくとも150語程度の論述は求められているとみるべきだろう。
③文法・語彙問題
- 単独での出題は見られないが、読解問題中で空所補充、同意表現、語句整序などが出題されている。基本的な文法や成句に関するものが多い。
難易度
- 相当の英文量があり、かなり高度なレベルにあるといえる。
- 最後の大問の英作文は、自分で論点を見つけ、それについて論述する英語小論文の要素が強く、かなり難度が高く、時間を要するものになっている。
- 採点方法が独特なので、独立した英作文だけ先に仕上げても読解問題ができていなければ採点すらされない。読解問題については、最後に関連する英作文を書くことを念頭に置いて、先に設問に目を通し、どちらのテーマが自分にとって書きやすいかを見た上で、英文を読んでいってもよいだろう。
対策
①教科書と授業で基本を完璧に
- 大学入試問題としては最高レベルの部類に入るが、あくまでも学校での勉強が基本である。予習・復習を欠かさず、基本語句・構文・文法・発音、それに正しい読解方法を身につけるのが先決となる。
- 大事なのは、辞書の徹底的な活用で、意味だけでなく例文をじっくりと研究すること。
②幅広く深い読解力+常識を身につける
- 時事的・経済的・社会的なテーマをもった英文が多く取り上げられるのも特徴であるから、英語学習者向けの英字新聞に親しみ、英文を読み慣れておくとよい。
- 普段から新聞その他マスコミ報道に関心をもち、経済・社会や国際問題に対する常識を養うのも大事なことである。
☞オススメ『AERA(アエラ)』(朝日新聞出版)や『ニューズウィーク日本版(Newsweek Japan)』(CCC メディアハウス)など
③文法を征服すること
- 読解問題で英語の重要文法や基本事項が問われることがある。本格的な文法書にひととおり目を通し、問題集を組み合わせて、応用力を養うことが必要である。
④英作文対策もしっかりと:和文英訳や意見論述が出題!
- 普段から書き慣れていないと、なかなか書けない。経済学部の過去問や国公立大学の二次試験問題などを利用して、十分に対策を講じておく必要がある。
- 専用のノートを作って、毎日数題ずつ解答するとよい。そのあとで、解答例を研究したり、先生に添削してもらったりすると、より効果的である。
☞オススメ参考書『大学入試 すぐ書ける自由英作文』(教学社)
- 意見論述は、読解問題の英文や日本文から引用しながら自分の意見を述べる形式がとられている。このような場合は、論述テーマをまずチェックしておいて読解問題文を読むと、論述に必要な箇所が探しやすくなるだろう。
商学部(一般選抜)
【英語】
傾向
※2019~2023年度の分析
読解量が非常に多い 豊富な語彙力と正確な速読力が不可欠
| 出題形式 | 大問8題(2019年度以前は大問7題)
長文読解問題では設問や選択肢も英文。 |
|---|---|
| 試験時間 | 90分 |
| 解答形式 | マークシート法による選択式が中心であるが、一部記述式もある。記述式は、空所補充形式で語形変化や派生語の記述が求められている。 |
出題内容
- 大問は読解問題中心に構成されている。文法・語彙の独立した大問は近年は1題となっている。
①読解問題
- ここ数年は600~900語程度の長文が3題出題されており、3題合わせて2000語を超えることが多い。加えて、100~250語程度の英文が3題出題されている。
- 2020~2023年度は数種類の短い英文から成る読解問題が1題加わり、全体の読解量はやや増えたが、設問数は減少している。
- 設問は、空所補充、内容説明、内容真偽、主題などが頻出だが、近年では内容説明の比重が大きくなっている。
- 記述式(最後の大問2題)は、短めの英文の空所補充が出題されている。
②文法・語彙問題
- 短文の空所補充問題。動詞関連の出題が比較的多い。全体的に標準的な問題がほとんどである。
難易度
- 読解問題の英文はそれほど難解ではなく、設問も答えをしぼりやすいものが多いが、全体の読解量が非常に多いので、90分という試験時間内ですべてを処理するという意味では、難度は高い。
- 長文3題を60分で解答し、残りの問題を見直しも含めて30分で手際よく処理するような時間配分が必要となる。
対策
①語彙力の充実を図ろう
- 90分という限られた時間内に、かなりの量の英文を読み、設問を処理していくためには、豊富な語彙力が不可欠である。
- 早い段階で過去問に当たり、その語彙レベルを自ら確認した上で対策をたてよう。
☞オススメ参考書『早慶上智の英単語』(教学社)や『速読英単語(上級編)』(Z会)
※標準的なレベルの単語は早めに覚え、ややレベルの高い単語帳を活用し、語彙力アップに努めよう。
- 実際に読んだ英文を活用して語彙を増やす方法も有効なので、過去問を利用して取り組むことを勧める。
②正確・迅速な読解力の養成
- 読解問題で出題されている英文のレベル自体は標準的であるが、分量が多いため,速読力と素早い設問処理が求められる。
- 文構造をしっかり把握できる力をつけた上での速読力でなければ、本文の正確な内容理解にはつながらない。まずは文構造をきちんと把握できるだけの基礎力をつける必要がある。
☞オススメ参考書『大学入試 ぐんぐん読める英語長文』(教学社)
※上記がクリアできたら、本文の主題や各パラグラフの要旨を見抜こうという意識をもって英文を読み進める練習を積み、徐々にそのスピードを上げていこう。
- 英文のテーマとしては社会、環境、企業経営といった時事的なテーマがよく出題されている。日本語でも時事問題を扱った書物や記事に積極的にふれるようにしたい。
③文法・語法を確実に
- 標準的な問題がほとんどなので、市販の標準的な問題集をしっかり仕上げればよい。
☞オススメ参考書『大学入試 すぐわかる英文法』(教学社)
※これらを利用し、解答にあたっては、なぜその答えになるのかという根拠を明確にしながら丁寧に取り組みたい。
④過去問の研究
- できるだけ早い段階で過去問に当たり、その出題レベル、設問形式などを確認し、今後の学習の指針にしよう。
- 赤本シリーズや難関校過去問シリーズなどを利用し、社会、企業経営、環境などの時事問題を扱った長文に取り組むことがオススメ。
総合政策学部(一般選抜)
【英語】
傾向
※2019~2023年度の分析
高度な語彙力、明晰な論理的思考力が試される長文読解
| 出題形式 | 大問3題。「外国語選択者」は全問を、「数学および外国語選択者」は大問〔1〕〔2〕と数学3題を解答。
内容に関する設問については設問文も英文。 |
|---|---|
| 試験時間 | 「外国語選択者」は120分。「数学および外国語選択者」は数学の問題を合わせて120分。 |
| 解答形式 | 全問選択式(マークシート法)で、本文中の空所補充問題が全部で40問、読解に関する問題が全部で20問となっている。 |
出題内容
- 大問3題で、長文の総語数は2500語程度である。さらに、読解に関する設問は設問文も英文であることから、全体で読むべき英文量は非常に多い。
①読解英文
- 人間の心理や行動を洞察する文章や、現代の社会にかかわるホットな話題を扱った文章、人間の経済活動の及ぼす社会的な影響を論じる文章などがよく取り上げられる。
- 内容は、明快な論旨をもち、よくまとまり、全体をきちんと読み通せば十分にその主旨を理解できるものが多いが、やや抽象的なテーマが扱われることもある。
- 語彙レベルは、かなりな高水準の出題が続いており、原文そのままで、ほとんど書き換えられることなく出題されることが多い。
②空所補充問題
- 語彙・熟語力を試す設問が多いが、文法力、構文把握力などに関する設問や、論旨の流れ、論理関係に関する設問もかなりある。
③読解に関する問題
- 例年ほぼ英文の順に設問が配列され、読みながら解答するのに適した形式であるが、問題や年度によって、必ずしも順序通りでないこともあるので注意が必要である。
難易度
- 全体として、やや難~難である。
- 120分でこの分量の英文を読み通すのは、それ自体かなり難しい。構文・文法については、特に難解なものはなく平常の学習で十分対応可能である。だが、語彙・熟語に関しては高レベルなので、意識的に学習を進めないと、得点を伸ばすのは難しく、その意味で難度は高い。
対策
①語彙力対策
- 本文と設問を十分に読みこなすには、まず語彙力増強から始めたい。高レベルの語彙・熟語力を身につける必要がある。
- 市販の単語・熟語集であれば最高レベルまでやり抜くくらいでちょうどよい。
- 高いレベルの英語表現に触れるには、例えば、国立大学の難関校用の読解問題を使うのがよいだろう。できる限り多くの知的刺激に富んだ良質の英文に触れてボキャブラリー・ビルディングに励もう。
②内容理解対策
- 出題される英文は、一般書籍であるか、専門的な話題を扱う場合には一般向けに専門家が書いた入門書や、教科書、あるいは雑誌の記事レベルである。そのレベルの日本語に普段から接しておくことが大切である。
- できれば月に1冊程度は経済学や心理学を含む社会科学・人文科学系の新書や古典を読もう。
- 初めて知る事柄を英文で、しかも制限時間内に読み通すのは、相当に難しい。意識して自分の守備範囲を広げていこう。
- 新聞(日本語でよい)の政治・経済・国際面を読むこと。
- 現代社会の抱える問題や、その解決策、日本と世界各国とのつながり、その経済的な側面。こうしたことに開かれた心と広い視野をもつよう求められている。それに応える知的好奇心を養おう。
③読解力対策
- 読解力の基礎は、一つは文法・構文力である。英文の意味を理解するために必要な知識が十分に身についていなければならない。関係詞・準動詞・時制などは特に重要であるから、十分な練習を積んでおこう。
☞オススメ参考書『大学入試 ぐんぐん読める英語長文』(教学社)
※次に大切なのは、内容把握力である。構文や内容についての解説が詳しい参考書などの長文読解問題集に取り組んで、その力を伸ばしていこう。
- 大切なのは、細部をおろそかにしないこと。長文問題では、だいたいしか意味がわからなかった箇所こそが問われると言える。どの文も訳せと言われればきちんと訳せるほどに正確に読み、全文の論旨の流れを正しく把握すること。
☞オススメ参考書『大学入試 ひと目でわかる英文読解』(教学社)
※入試で頻出の文構造を詳しく解説している英文解釈の参考書を1冊仕上げておくとよい。
- 500~700語レベルの英文は、普通の長文読解問題を練習することで十分対処できる。1000語レベルとなると、なかなか素材が見つからないので、赤本収録の過年度の問題を用いてしっかり演習を繰り返そう。
- 赤本チャンネルで慶應義塾大学の対策法動画を公開中なのでそちらも活用して出題傾向の把握などに役立ててほしい。
☞オススメ参考書『慶應の英語』(教学社)
文学部(一般選抜)
【英語】
傾向
※2019~2023年度の分析
読解力重視、質・量ともに高度な長文読解
| 出題形式 | 大問1題で、設問数は8、9問。設問は英文の前に提示されている。 |
|---|---|
| 試験時間 | 120分 |
| 解答形式 | ほとんどが記述式。英文和訳、和文英訳などのほか、字数制限付きの内容説明も出題される。 |
出題内容
- 長文読解問題1題のみの出題で、英語辞書2冊の持ち込みが認められている(電子媒体を用いた辞書は不可)。長文の語数は約1,850~2,200語であり、例年、含蓄のある論説文が出題されている。
- 英文のテーマは社会や文化に関わるものや心理学系の内容が多いが、科学や医学、芸術の意味を考えるものなどが出題されたこともあり、多岐にわたる。年度によっては抽象度・専門性の高い英文や、エッセー風の英文もある。
- 英文和訳は、比較的短い文が出題されることもあるが、単語を置き換えただけでは意味が通じないような箇所もあり、高度な読解力および表現力が必要である。
- 字数制限付きの内容説明は、主に英文の主旨を問う100~120字の問題の他に、短い字数制限付きの問題が1、2問出題されている。
- 和文英訳(英作文)は、ごく標準的な問題である。
難易度
- 全体的なレベルはやや難。
- 辞書の使用が許可されているとはいうものの、英文の内容および語彙レベルが非常に高く、語数も多いので、120分の試験時間でも決して余裕はない。
- 設問に目を通してから、最初は辞書を使わずに、20分程度で本文を一読し、文章の流れと大意を把握する。次に、適宜辞書を使用しながら解答していくとよい。100~120字の内容説明には最低でも20分は確保したい。したがって、それ以外の問題は、1問につき10分程度が目安になる。
対策
①読解問題対策
- 文学部の入試で要求されているのは、英語力だけでなく、思考力と表現力である。
- 英文はいずれも筆者の個性的な意見が展開されているものばかりである。このような文章を正しく理解するには、読む側にも深く物事を考える力が求められる。
- 単に英語だけを学習するのでなく、日頃から幅広い読書につとめ、教養や内容把握力を養っておく必要がある。
- 出題される英文には、重要な構文や解釈上のテクニックを要する箇所が多く見られるので、こうした面に対応できるように、長文読解総合問題集に取り組むようにしたい。
☞オススメ参考書『大学入試 ひと目でわかる英文読解』(教学社)
- 英文和訳や内容説明ではこなれた日本語表現力が要求されるので、平素から日本語の文章力を磨いておこう。
☞オススメ参考書『英文和訳演習[中級篇]』(駿台文庫)
※語彙と構文に関する誤りの指摘に加えて、訳出の際の日本語にも言及がある。自習用のテキストとして活用するとよい。
②語彙力の養成
- 辞書の使用が認められているが、いちいち辞書を引いていたのでは時間不足になるし、そのたびに思考が中断され、文章全体の理解にマイナスとなりかねない。
☞オススメ参考書『システム英単語』(駿台文庫)
※語彙力をつけておくことは非常に重要。
- 文脈にぴったり当てはまる訳語を見つけるセンスは一朝一夕には身につかないが、文学部ではそれが求められているのであり、ぜひ柔軟な思考力で語感を養っておこう。
- 普段、電子辞書ばかりを使用していると、紙の辞書は使うのに手間がかかるであろうから、ぜひとも普段から紙の辞書に親しんでおこう。
③和文英訳(英作文)対策
- 和文英訳はごく標準的な問題であり、読解英文中にヒントとなる英文があることも多く、和英辞書も持ち込めるので、あまり神経質になる必要はないが、文章の骨格を決定する基本的な構文力は身につけておかなければならない。
☞オススメ参考書『[必修編]英作文のトレーニング』(Z会)
- 和英辞書を使うときには、その語をもう一度英和辞書で引いて意味や用法を確認する習慣もつけておくとよい。和英辞書では語の説明がかなり簡略化されており、誤用する危険性もあるからである。
④大意要約の練習
- 字数制限付きの内容説明はこれからも出題される可能性が高いと思われるので、ぜひ同じ形式で練習しておきたい。出題英文の長さに対して指定字数が少ないので、キーセンテンスやキーワードを見つけ出し、要点のみを簡潔に要領よくまとめる練習を重ねておこう。
- 例年出題されている100~120字の内容説明は、過去問などでしっかりとした対策を立てておこう。
法学部(一般選抜)
【英語】
傾向
※2019~2023年度の分析
速読・内容把握力が必要 豊富な語彙・熟語力の養成を
| 出題形式 | 大問4題または5題
例年、設問の指示文も含め、問題はすべて英語。 |
|---|---|
| 試験時間 | 80分 |
| 解答形式 | 全問マークシート法 |
出題内容
- 2020年度以降は会話文が2題、長文読解問題が2題、語彙または発音が1題の大問5題の出題。
- 2021~2023年度は、2つの単語を組み合わせて別の単語を作るという新傾向問題が出題。
- 2020年度以降、2014年度以前に出題されていたインタビュー形式の会話文問題が出題されている点にも注目。
①読解問題
- 英語長文の総語数は900~1400語程度と幅があるが、2020年度以降は約700~1000語の長文と約200~300語の短文の2文の出題となった。
- 英文のテーマとしては、時事問題・社会・文化・科学技術・医療・健康・法律・経済など、多岐にわたる分野から出題されている。
- 設問は語の定義、空所補充、内容説明、同意表現、内容真偽、主題、不要文指摘、語句・文整序など多様。
②会話文問題
- 2020年度以降、インタビュー形式の会話文も含め2題出題されている。
- 2022・2023年度は語句や文の挿入となり、やや難化した。難しい表現やなじみのないイディオムも含まれている点には注意が必要。
③発音、文法・語彙問題
- 文法・語彙問題は、独立した問題としては2019年度以降出題されていないが、長文読解問題の中で語の定義を問う出題がよくみられる。
難易度
- 全体としては標準よりやや難しいレベルの問題である。読解問題の語彙・熟語レベルが高いことに加え、設問の選択肢にも紛らわしいものがあるため、高度な英語力が必要である。
対策
①読解問題対策
- 例年長文読解問題の比重が大きく、また英文量も非常に多いので、読解力の養成には最大限の時間をさく必要がある。
- 単語・熟語力の強化を図る必要があるのは当然のことであるが、たとえ未知の語句に出くわしたとしても文脈をしっかりたどり、大まかに内容をとらえていく力も必要。
☞オススメ参考書『大学入試 ぐんぐん読める英語長文』(教学社)
※500~1000語程度の英文を、パラグラフごとにその内容を要約しながら読み進める練習を積み重ねることが重要。
- 紛らわしい選択肢が含まれることがあるので、設問から本文の該当箇所を特定し、細部まで注意深く読む慎重さも求められている。
- 英文のテーマは実に多岐にわたっているので、日頃から英文・和文を問わず、新聞・雑誌も含めて幅広い読書に努め、一般教養を高めておくことが、すばやく正確に内容を把握する上で有効。
②会話文対策
- 会話文問題はかなり長めの会話文の空所補充形式が中心であるが、ほとんどの設問は会話の流れを正確にたどることで解答できる。
- 近年はイディオムやことわざの知識を求められる設問が増えており、この点にも注意が必要。
☞オススメ参考書『英会話問題のトレーニング』(Z会)
③高度な語彙・熟語力をつけよう
- イディオムに関わる問題に難解なものが多いのが特徴なので、熟語力の強化も必要。単語を覚える際には、アクセントの位置にも注意を払うこと。
☞オススメ参考書『大学入試 すぐわかる英文法』(教学社)
※受験生が間違えやすいポイントを完全網羅した総合英文法書などを手元に置いて、調べながら学習すると効果アップにつながる。
④過去問をやってみよう
- 例年、出題傾向の似た問題が多いので、赤本シリーズを利用して、他学部の問題も含め、多くの過去問にあたっておくことがきわめて有効である。
- 80分という試験時間を意識して、適切な時間配分ができるようになるまで繰り返し練習しておこう。
理工学部(一般選抜)
【英語】
傾向
※2019~2023年度の分析
語彙力の増強、高度な読解力の養成が必須
| 出題形式 | 2023年度は、大問4題(読解2題、会話文1題、読解・英作文1題)。
2021年度までは、大問4題。2022年度は、大問5題。 |
|---|---|
| 試験時間 | 90分 |
| 解答形式 | 2023年度はマークシート法と記述式の併用で、記述式は、英文の日本語要約と和文英訳が出題。
2021・2022年度は記述式の問題は出題されず、全問マークシート法。2020年度までは選択式(マークシート法)と記述式の併用。 |
出題内容
①読解問題
- 例年2題出題されていたが、2022・2023年度は3題となった。それぞれの英文の分量は570~910語程度である。
- 英文の素材は、理工学部にふさわしく論旨が明快で科学的な内容のものが多いが、文化・社会に関する抽象的な内容のものが出題されることもある。
- 設問は、空所補充、同意表現、内容真偽が中心で、これに内容説明、語句整序、欠文挿入箇所、主題などが加わる。
- 2019~2021年度は発音、アクセント、派生語、語形変化などの問題も小問として出題されていたが、2022年度以降は出題されていない。
②会話文問題
- 例年、会話文が1題出題されている。
- 日常的な会話文だけでなく、インタビュー形式のジャーナリスティックな内容のものもある。
- 設問は、同意表現、内容真偽など。2021~2023年度は要約文や感想文、メールを完成させる問題が出題された。
③文法・語彙問題
- 例年、空所補充問題が1題出題されていたが、2023年度は出題されなかった。
④発音問題
- 2019・2021年度は読解問題の小問として発音問題が出題され、2020年度は読解問題の小問としてアクセント問題が出題された。
⑤英作文
- 2023年度は与えられた和文の下線部を英語にする和文英訳が出題された。
難易度
- 読解問題は、英文の語彙レベルが高く、構文も時に複雑なものが見られる。また、設問にも文脈を十分に考慮しながら解答すべきものが含まれ、記述式の要約問題が出題されることもあり、全体的に難度は高いと言える。
対策
①正確な文法・語法の知識を身につけよう
- 標準レベルの文法・語法の問題集を1冊選び、繰り返し演習して基本をしっかりと身につけよう。
- 文法書も常に座右に置き、疑問に思った点やあやふやな点はそのつど確かめながら、正確に覚えていこう。代表的な構文やイディオムは例文ごと覚えてしまうと効率的である。
②語彙力の充実を図ろう
- 普段から英文の中で未知の語句に出合ったら、まずは文脈に即して自分で意味を考えてみて、その後正確な意味を把握した上で英文ごとしっかり覚えるという学習が最適である。
- ある程度語彙力をつけた段階で、レベルの高い単語集を使って、自分の知識の「抜け」を確認しながら、さらに語彙力のレベルアップを図っていこう。
- 文法・語彙問題に備えるために、用法、語形変化(複数形、過去形・過去分詞形など)、派生語、同意語・反意語、イディオムなどにもしっかり目配りしておこう。
- 単語を辞書で引く際には、こうした事項に必ず目を通すことを習慣にし、特に間違えやすいものや重要なものは自分でまとめておこう。
- 発音問題も年度によっては出題されている。正確な発音・アクセントも同時に身につけておくことが必要。
③高度な読解力の養成を
- 選択式主体でレベルの高い長文読解問題集に丁寧に取り組んで、実力をつけておきたい。
- パラグラフ単位で要旨をまとめる練習もしておくことで、2023年度に出題されたような要約問題にも対応できるようにしておきたい。
☞オススメ参考書『大学入試 ひと目でわかる英文読解』(教学社)
※長文を読み慣れていなかったり、英文構造の理解が不十分なうちは、英文解釈の参考書を1冊仕上げるのも効果的。
- 科学的な内容の英文が出題されることも多いので、普段から科学に関係する英文にできるだけふれて、科学的テーマの英文の内容や論理構成のパターンに慣れておくことが望ましい。
- 新聞の科学欄や新書、科学雑誌などに親しむのもよい。
④表現力を磨こう
- 文法・語彙問題では、バラバラの文法・語法の知識を問うというよりも、表現力を問うタイプの問題が多く出題されている。
- こうした問題に正解するためには、選択肢を比較しながら消去法で取り組むといった「設問対処型」の学習ではなく、本質的な表現力を身につけておくことが必要になる。
⑤実戦力をつけるには
- 90分という試験時間で解答しようとすると、特に学習の初期段階では、時間が足りないと感じる受験生は多いだろう。実際に時間を計って過去問に挑戦し、制限時間の中で解く感覚をしっかりつかんでおきたい。
環境情報学部(一般選抜)
【英語】
傾向
※2019~2023年度の分析
高度な語彙力を要する空所補充と内容把握
| 出題形式 | 大問3題(全て読解問題)。「外国語選択者」は全問を、「数学および外国語選択者」は大問〔1〕〔2〕と数学の問題を解答。
内容に関する設問については設問文も英文。 |
|---|---|
| 試験時間 | 「外国語選択者」は120分。「数学および外国語選択者」は数学の問題を合わせて120分。 |
| 解答形式 | 全問選択式(マークシート法)。
〔1〕〔2〕はそれぞれ本文中の空所補充10問と内容に関する設問5問、〔3〕は空所補充20問と内容に関する設問10問となっている。 |
出題内容
- 長文の総語数は2,500語程度。
- 英文の内容は社会論・科学技術論が中心で、かなり本格的な評論も出題されている。
- 空所補充と内容把握問題のみというシンプルな形。
難易度
- 全般的に語彙・内容ともハイレベルで、深い読みを要求する難問もあるが、議論の流れをおさえ、英文の概要を捉えられれば解ける問題が多い。
- 設問別では、空所補充に難しい問題がみられる。
対策
①読解力の徹底的強化を
- 高校の英語教科書をまず完全に消化し、そこに出てくる単語・熟語・構文などを完全に自分のものにすること。
☞オススメ参考書『英文標準問題精講』(旺文社)や『大学入試 ひと目でわかる英文読解』(教学社)
※英文解釈の参考書を初めから終わりまで1冊きちんと仕上げること。
- 上記がこなせたら、市販の入試英語長文問題集を、標準レベルのものでよいから早めに2、3冊程度こなしておくこと。
②語彙・文法力をつける
- 語彙については、普段の英語学習の際、辞書を「引く」のではなく、「読む」習慣を身につけ、語の意味だけでなく、同意語・反意語、類義語、成句、語法などについて詳しく研究する態度を養うこと。
- 文法については、文法の教科書を1冊丹念に学習したのち、問題集に当たって応用力をつけるようにしよう。
☞オススメ参考書『Next Stage 英文法・語法問題』(桐原書店)、『UPGRADE 英文法・語法問題』(数研出版)
③長い英文に慣れる
- 英文雑誌、副読本などにできるだけ多く接して、英文に慣れておくことが大切である。出題される英文の中には、社会学や生物学などの学術的な内容を含むものもあるので、そのような文章にも積極的にふれるようにしたい。
- 『ジャパンタイムズ』などの日刊英字新聞
- 『朝日ウイークリー』や『毎日ウィークリー』などの週刊英字新聞
- 『ニューズウィーク 英語版』などの英文雑誌
④常識を幅広く
- ③にプラスして、日本語の新聞・雑誌・書籍も多読して幅広い常識と知識を身につけておくこと。政治・経済から自然科学まで、深い知識があれば強力な武器となるだろう。
⑤過去問を用いた実戦練習を
- 環境情報学部と総合政策学部の問題には類似性があるので、この2学部の過去問をできるだけたくさん利用しよう。
看護医療学部(一般選抜)
【英語】
傾向
※2020~2023年度の分析
知識・読解・表現の総合力が問われる
| 出題形式 | 大問7題 |
|---|---|
| 試験時間 | 90分 |
| 解答形式 | 2021年度以降は選択式のみ。2020年度までは選択式と記述式の併用、記述式は英文和訳と英作文が出題されている。 |
出題内容
- 2020年度までは読解問題4題、文法・語彙問題2題、英作文問題1題の出題であった。
- 2021年度以降は英作文問題がなくなり、読解問題5題、文法・語彙問題2題となった。読解問題の中で整序英作文が問われるようになり、読解総合問題形式での出題はなくなって、英文和訳や内容説明が姿を消した。
①読解問題
- 空所補充、欠文挿入箇所や文整序、整序英作文、誤り指摘・訂正などが出題。
- 英文は論説・随筆がよく出題されている。学部の特質に見合った医療系の文章が出題されることもあるが、大きく偏りがあるわけではない。
- 文整序は前後の段落が与えられ、その間の文を並べ替える形式であり、論理的思考力を必要とする。
- 欠文挿入箇所は必出の形式である。
②文法・語彙問題
- 短文完成形式の文法・語彙問題が例年大問で出題されており、読解問題においても空所補充で文法・語彙を問うものがみられるなど、基本的な文法理解が重視されている。
- 与えられた品詞名と意味から単語のスペリングの1文字目を答えさせる語彙問題が、大問で毎年出題されている。
③英作文問題
- 2021年度以降は読解問題中での整序英作文の形式。自分で必要な単語を選ぶ必要があるので、しっかりとした英作文力・表現力が必要である。
- 2020年度までは与えられたテーマに対し、100~150語で自分の意見や経験を述べる形式となっており、比較的書きやすいテーマが選ばれていた。
難易度
- 問題自体の難易度はやや難しい。
- 文整序や欠文挿入箇所などは、年度によっては高度な読解力と推理力を要する。また、全体の問題量と試験時間のバランスを考慮すると、スピーディーな解答が求められる。
対策
①まずは基礎を完璧にマスターする
- 読解力、文法・語彙力、英作文力が総合的に問われる設問。まずは入試頻出の文法事項・構文・慣用表現を徹底的にマスターしよう。
☞オススメ参考書『大学入試 すぐわかる英文法』(教学社)
※受験生が間違いやすいポイントを網羅した総合英文法書などを手元に置いて、調べながら学習するとよい。
- 問題を見て一目でポイントが見抜けるようになることを目標に、問題集で繰り返し学習しよう。
②語彙・語法の力を伸ばす
- 頻出事項をマスターしたら、語彙・語法の知識を充実させよう。
- 単語集や問題集を使うのに加え、さまざまな学習の中で類義語の使い分け、和製英語と正しい英語、スペリングの紛らわしい語、動詞の間違えやすい用法などに気づいたら、ノートにまとめていくと効果がある。
③内容把握の練習を行う
- 標準的な語彙・構文の文章を用い、話がどのように展開されていくかに注目して、内容を把握する練習をしよう。
- 英文和訳の対策としては、頻出構文を含んだ短めの英文を日本語にする練習が有効。
☞オススメ参考書『大学入試 ひと目でわかる英文読解』(教学社)
※入試頻出の構文を丁寧に解説している英文解釈の参考書を1冊仕上げるのもよい。
薬学部(一般選抜)
【英語】
傾向
※2018~2023年度の分析
読解力重視の総合問題
| 出題形式 | 2019年度以降大問4題となっていたが、2023年度は大問3題の構成。
いずれも読解問題。設問文は全問英語。 |
|---|---|
| 試験時間 | 80分 |
| 解答形式 | 2018年度までは全問マークシート法。2019年度以降は一部記述式。 |
出題内容
- 読解力重視の傾向が非常に強く、英文の量も多い。2023年度は合計で約2400語。
- 長文読解問題の英文のテーマは医学・生物学など自然科学に関するものが多い。自然科学分野のやや専門的な概念や用語が散見されるものもある。
- 設問は、空所補充、同意表現、内容説明、内容真偽、主題が中心であるが、発音・アクセント問題も出題されている。
難易度
- 全体的にはかなりハイレベルな問題。例年、長文読解問題3題の分量は非常に多く、80分という試験時間ですべての英文を読み通すにはかなりの速読力を要する。
- 長文3題は設問・選択肢も含め同程度の英文量である。1題あたり20~25分程度をめやすとし、解答しやすいところから手際よく解いていこう。
対策
①語彙力の養成:高いレベルの語彙力が要求される
- 自然科学系の英文からの出題が多いので、他の理科系の大学の過去問なども利用して、自然科学系の文章や語彙に慣れておこう。
- 医薬系の専門用語などの知識が必要となる問題については、接頭辞や語幹などの知識があると、その意味を推測できる場合もあるので、未知の単語でもその単語の成り立ちから意味を推測する練習をしておこう。
- ここ数年多く出題されている同意表現選択問題を解くにあたっても語彙力の養成は重要。
②読解問題対策
- 空所補充問題や同意表現選択問題に対応するためにも、内容を正確に読み取る力が必要になる。
- 設問にあらかじめ目を通し、解答に関係しそうな箇所にはチェックを入れながら読むなどの工夫をすると効率よく読みこなしていくことができる。
- 頻出の自然科学系のテーマについては、背景知識があると内容が理解しやすくなるので、日頃からテレビ、新聞、本を通して、様々な話題に精通しておくとよい。
③正確な文法・構文の知識を身につける
- 基本的な文法参考書をよく調べながら文法をしっかりと理解することに努めよう。
☞オススメ参考書『大学入試 すぐわかる英文法』(教学社)
※受験生が間違いやすいポイントを完全網羅した総合英文法書などを手元に置いて、調べながら学習すると効果アップにつながる。
- 構文は基本例文を暗記するなどして英文を体にしみ込ませよう。
☞オススメ参考書『大学入試 ひと目でわかる英文読解』(教学社)
※入試に頻出の文構造を丁寧に解説している英文解釈の参考書などを1冊仕上げておくのも効果的である。
④過去問研究で実戦力の養成を
- 長文読解問題の英文は、語彙レベルが高い、医学・生物学・数学など自然科学に関連する内容が多いなど、過去問との共通性がみられる。赤本を利用して過去問を十分に研究しておくことが大切である。
- 試験時間は限られているので、実際に時間を計って過去問に取り組み、大まかな時間配分を考えておくのも有効である。実戦的な練習を積み重ねておこう。
- 過去問演習を通して自分の弱点や不十分な点を探り、さらに学習を深めていくことに役立てるとよい。